立体絵本のパーツづくり

しかけ絵本のパーツの作り方は、大きく分けて3行程あります。今回は、その行程を紹介したいと思います。

1.手書きでラフを描く

はじめに手書きでラフを描きます。絵が苦手で、上手には書けませんが、はじめからパソコンで始めないようにしています。下の画像はラフの一つです。簡単にですが、頭の中にあるキャラクターや背景などのイメージをペンで描きます。

はっぱさんのラフ

2.デジタルのイラストデータにする。

adobe illustratorで手描きのラフをパスデータ(デジタルのイラストデータ)にしていきます。この時、のりしろ部分や、折の位置なども一緒に作っていきます。

3.プロッターで切り出す。

プロッターと呼ばれる機械で切り抜きます。形はプリンターのようなものですが、先に刃がついていて、紙や、カッティンシート(シールのようなもの)を切ってくれます。

こんな感じでしかけ絵本のパーツを制作しています。よく「手で切っているのですか」と聞かれますが、実際は機械の力を借りて、ズレなどがほとんど無い綺麗な本に仕上げています。しかし、最初からデジタルに頼らず、手描きの工程を入れることで、人が作るあたたかみを失わないように心がけています。


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