ゆっくりゆきちゃん
谷川俊太郎さんの詩「ゆっくりゆきちゃん」を絵本にした作品です。
大学時代に、蓮華綴じ(れんげとじ)という新たな綴じ方を考案しました。
これは、その綴じ方を用いて作った最初の絵本です。
手前が切り絵のレイヤーに、奥は詩の文章のレイヤーになっています。
後半のページでは、切り絵の裏に着けた色の反射を利用して、夕焼けなどを表現しています。
蓮華綴じのしかけ絵本は、一般的な飛び出すタイプのしかけ絵本ほどのインパクトはありませんが、
綴じ方自体から考え直しているので、本の開き方に面白みがあります。
ページをめくる体験自体に少し変化を出せたのではないかと思います。